受験に至る経緯

退職した・・・これからどうするかな・・・ 。

失業保険もらえる間、とりあえず資格の勉強でもしてみるか。
どれ取るか、ん~?危険物?よく聞くけど何だろう、これ・・・。
2021年2月、僕は危険物乙種第4類を受験しました。きっかけは、前職を退職し、今後どうするか色々悩んだ結果、とりあえず名前だけは知っていたので取得してみるか~という軽い動機です。しかし、これが現在まで続いている資格取得マラソンの第一歩となりました。
今までに取得した資格は漢字検定、TOEIC、普通運転免許等。大学は私大の法学部。数学物理化学なんて、文章を読んでいるだけで???が頭に浮かぶ。そんな状態でしたが、一か月間必死に勉強した結果、見事合格することが出来ました。
僕のように典型的な文系の方で、転職が有利になるように資格を取りたい、しかし最初は何取ろうか?とりあえず知名度の高い危険物取扱者乙種4類取るか?でも技術系の資格なんか、どう勉強すればいいか良くわかんないや。そんな同じ悩みを抱えている人もいるでしょう。なので、そのような人達が参考になるように、体験記を記載していきたいと思います。
危険物取扱者乙4について
危険物乙4は引火性液体を取り扱う事が出来る資格で、技術系資格の中では入門資格として人気が高く、ガソリンスタンドだけではなく、ビルメンテナンス、化学工場等様々な職業に活かせることが可能です。
【試験日程】各都道府県毎で異なる 【合格率】30%~35%
【受験費用】5,300円 ※2025年9月現在 【申し込み先】一般財団法人 消防試験研究センター
勉強方法
さて、具体的な勉強方法に移ります。使用した参考書は公論出版の『乙種4類危険物取扱者試験2020年度版』です。
本屋の資格コーナーでは危険物取扱者乙4の参考書が所狭しと並んでいますが、その中で取っつきやすそうな一冊を選びました。後で知ったのですが、公論出版は様々な技術系資格参考書を出版している大手出版社だそうです。
![]() | 価格:1870円 |

画像は僕が実際に使用した問題集です。ボロボロになるまでやり込みました。

このテキストのいい点は、参考書と過去問題が一緒になっていて、進めていけば自然と知識が身に付き過去問を解けるようになるという点です。理解できなくてもとにかく読み進める、それを心掛けていれば文系の方でも難なく勉強できるはずです。
もしも過去問がやりたい場合は、別の参考書を購入すればいいと思いますが、これ一冊だけでも十分合格できると思います。
ちなみに満点を取る必要はありません。60%正解すれば合格できます。
試験の詳細
さて、実際の試験内容ですが、大きく次の3つに分かれています。
法令:15問
物理・化学:10問
性質・消火:10問
なお、合格には全体で点数を60%正解する必要がありますが、同時に、それぞれの分野でも60%正解しないといけないので、まんべんなく勉強する必要があります。
ちなみに、僕が一番苦労したのは物理・化学でした。特に計算問題です。しかし完璧にする必要はありません。一問一門じっくり取り組んでいきましょう。
楽しんで取り組めたのは性質・消火です。普段聞いたことのある危険物について細かく勉強できるので、街中でその名前を見かけたとき、なんともうれしい気分になり、興味をもって勉強することができました。
試験日
そして、試験日当日。試験会場は香川大学創造工学部キャンパスです。
試験開始の2時間前に会場に到着して、問題集の復習を行いました。中は蛍光ペンと書き込みだらけ、ふせんだらけで、もうボロボロです。逆にこれだけやったんだから「絶対に合格できるぞ!」という自信が湧いてきました。
試験が始まりました。十分に対策した甲斐があり、問題は見たことあるものばかりでした。脳内にアドレナリンを分泌させ、鉛筆を走らせます。試験開始後一定時間が経過し、退出可能時間となりました。しかし、それでも間違いが無いか確認を行い、不合格になっても後悔しない、そう言い切れるまで見直し、答案を提出しました。
合格発表
そして試験から一か月後・・・・・無事合格!
不安を抱える一か月間でしたが、正答率9割で余裕の合格でした。しっかりと対策した甲斐があります。技術系の資格を受験するのは今回が初めてだったのですが、合格したことによりかなりの自信がつき、他の資格にもチャレンジしたい気持ちが生まれました。
この試験、客観的に見て「勉強しなかった場合間違いなく落ちるが、しっかり対策すれば間違いなく合格できる」と言えます。試験問題も素直なものが多く、きちんと勉強すれば合格のための60%は間違いなく獲得できます。なので興味のある方は恐れずにチャレンジしてもらえればと思います。

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