受験に至る経緯
こんにちは。鰻おやじです。
有機溶剤作業主任者と一緒で、受験当時はテンションが上がっており、積極的に興味のある資格を探していました。その中で特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者の存在を知り、有機溶剤作業主任者と内容も被っていることを知り、思い切って受験しました。
特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者とは
法律で定めた特定化学物質・四アルキル鉛等を取り扱う際は注意しないと、身体に危害が生じ、障害、最悪の場合、死に至る可能性があります。
それを防止するために技能講習を修了した者のうちから作業主任者を選任し、作業主任者は事故が発生しないよう、安全に作業が行われるよう作業者を指揮監督する必要があります。そのために設けられた資格が特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者です。
なお、余談ですが、現在就いている職場でこの資格が必要になり、給与には反映されませんでしたが、若干ですが上司からの評価が上がりました。こんな感じで、この記事を読んでいる皆さんも、取得することでスキルアップにつながるかもしれません。
試験詳細
【試験日程】都道府県ごとに不定期実施
【受験者数】非公表
【合格率】非公表(試験ですがほぼ100%と思われます)
申し込み
【受験費用】13,780円(受講費用+テキスト代)
【申し込み先】各都道府県労働基準協会
都道府県ごとに申請先が異なっているため、ネット上の労働基準協会に問い合わせをお願いします。意外と、自宅の近くで講習を行っていたりします。
講習
これも有機溶剤作業主任者と同様で、事前勉強は一切やっていません。2日間講師の方が教えてくれるテキストの内容をしっかり押さえ、最後の修了試験に臨みます。
なお、これも同様なのですが、テキストは500ページ以上あり、講習をしっかり聞かないと100%落ちますので、寝たりしないようご注意ください。皆さんしっかり聞いているので、とても寝ることのできる雰囲気ではありませんが・・・。
なお講習内容は以下のとおりです。
| 講習科目 | 範囲 | 講習時間 | 
| 健康障害及びその予防措置に関する知識 | 特定化学物質による健康障害及び四アルキル鉛中毒の病理、症状、予防方法及び応急措置 | 4時間 | 
| 作業環境の改善方法に関する知識 | 特定化学物質及び四アルキル鉛の性質 特定化学物質の製造又は取扱い及び四アルキル鉛等業務に係る器具その他の設備の管理 作業環境の評価及び改善の方法 | 4時間 | 
| 保護具に関する知識 | 特定化学物質の製造又は取扱い及び四アルキル鉛等業務に係る保護具の種類、性能、使用方法及び管理 | 2時間 | 
| 関係法令 | 労働安全衛生法、労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生規則中の関係条項 特定化学物質障害予防規則四アルキル鉛中毒予防規則 | 2時間 | 
修了試験と結果発表
講習終了後、修了試験が行われます。これも有機溶剤作業主任者と同様、試験前に休憩時間がありますので、この時間に試験内容を復習しましょう。
試験開始、試験は60分。講習内容を押さえていたら確実に合格できるので、落ち着いて解きましょう。
教室の前にいる試験官に答案用紙を提出。その場で回答してもらい、合格。その場で免状を頂きました。
なお、これは余談なのですが、1日目から教室内でせきをする人がいて、2日目になるとどんどん増えていきました。僕も講習終了直前になるとせきをするようになり、風邪をうつされたのかな?と思いましたが、翌日になってもせきは引かず、逆に熱と全身の倦怠感、関節痛が発生しました。
病院に行くと、インフルエンザA型と診断され、1週間寝込むことになりました。
みなさん、講習の際はマスク着用、帰宅したらいつも以上にうがい、手洗いを念入りにすることをお勧めします。

  
  
  
  

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